昨日、急にアクセス数が増えて驚いたのをブログにも書いたのですが、
ar40neet.hatenablog.com
翌日はそんなにいかないだろう、下ってもがっかりしないように気楽に構えておこう…なんて思っていたものの…
蓋を開けたらなんと逆に増えていてえっ、どうしたの?となっているところです。
読者登録も、もっと緩やかに増えていくものだと思っていたので、前日までの3倍くらいになってしまってびっくりしました。
有り難いことですが、もう自分のキャパではいろいろと追いつかなさそうですね…すみません。
そういえば、今日の記事(ひとつ前のユニクロで買ってよかったもの)で丁度30記事になりましたし、ある程度内容のある記事が蓄積されたとGoogle先生にも認めて貰えたという事なんでしょうか?
注目を浴びたのは、やっぱり関ジャニ∞クロニクルの特番に関する記事だったみたいですが、とりあえず検索エンジンの方ばかり気にしていても仕方ないので、今日も書きたい事を書きます。
ブログを書くのに必須なものって、まずネットをする環境と文章を書く能力だと思うのですが。
そこでふと自分がライターをしていた時の経験を書いたら、このブログに辿り着いた誰かの役に立つかも知れないと思って、記事にすることにしました。
ライティングの仕事を請け負えるサイトを探してみたり、ライター業で貰える報酬なんかのぶっちゃけた話もあるので、まあお酒のつまみかお茶請けくらいの感覚でお付き合い下さい。
ネットを介したライターの仕事について
どんな仕事をするの?
私がやっていたのは、主に「PBW(プレイ・バイ・ウェブ)」という、ウェブ上で自分のキャラクターが参加したシナリオを楽しむ形式のゲームでの執筆です。
(インターネットが普及する前は「PBM(プレイ・バイ・メール)」という形で郵便を利用したサービスがあり、それをウェブ上に展開させたような感じです。PBMを運営しているサービスは、現在もあるようです)
ファンタジーやSFな世界観のお話が書きたいという方には向いていますが、実は文章力よりも情報を処理したり、判断力・編集能力が問われる仕事でした。
その為、ライターとして登録するには試験や審査がありました。
現在はこういったサイトで募集が出ています。
PBWの老舗的な企業です。
t-walker.jp
こちらは従来までの形式とは、大きく執筆の仕方が変わっているようですね。
最新作はニコニコ動画とも連動しており、PBW系では恐らく今一番勢いのある企業で間違いないでしょう。
その他は、企業のお客様向けのメッセージや告知なども少しやっていました。
クラウドワークスやBizseekなどのクラウドソーシングサイトでのライティングだと、webページに掲載する文面やブログ記事の作成などが多いようです。
PBWのライターのお仕事
PBWのライター(媒体によって呼び方が違ったりしますが、最近はシナリオマスターとかマスターと呼ばれる事が多いでしょうか)業務は、まず物語のオープニングを作ること。
オープニングには参加条件や舞台となる場所、クリアすべき目標などを盛り込みます。
それを見たお客様は自分で作成したキャラクターを参加させて、オープニングに沿った行動を送ってきます。
(これをプレイングないしアクションと呼びます)
ライターは受け取ったキャラクター情報と行動を元に、キャラクターの行動が成功したか否かを判定した上で結果となる物語を書き、運営のチェックを通れば公開となります。
自分以外の考えや意向などが影響してくるので、小説などと違って、頭の中で考えた通りのストーリーになるとは限りません。
そこが面白くも難しいところだと思います。
どんな展開になっても、いかにお客様を楽しませるか腕の見せ所です。
PBWのライターをしていて嬉しかった事
シナリオに参加したお客様から感想を書いて貰えたり、また自分のシナリオに参加して貰えた時はとても嬉しくて、励みになりました。
(媒体によっては、ファンレターなどの機能を用意しているところもあります)
同じように自分の受け持っているNPC(ノンプレイヤーキャラ)を気に入ってくれた方が、そのNPCがいるシナリオに参加してくれたり、イベント事で声を掛けてくれたりというのも楽しみでした。
PBWのライターをしていた時に困った事
困ったのは、おおよそ常識では予測できないお客様が参加してくる可能性がある事。
基本の情報を読んでいなかったり、描写に困る内容を書いてくる参加者さんも時たまいました。
下手をするとわざと目的を失敗させようとする人もいたり…
また、こちらはルールに則って公正を心掛けた判定や執筆をしていても、その結果に不満を持たれてしまった事もあります。
意見の食い違いから、相談の場で参加者さん同士が不穏な状態になるケースも…
メンタル的に弱いと、あまり向かない仕事でもありました。
ライティングの報酬
これは基本的な目安として見て欲しいのですが、
一人前(標準レベル)のライターの執筆報酬は全角1文字(2バイト)に対して2円程度が相場になります。
考えながら書いたり、執筆の為に調べ物をしたり、時には取材なども必要になってくるので、ひとつの仕事を仕上げるにも時間を要します。(個人差はあると思いますが)時給に換算してもこの辺りが最低ラインになるでしょう。
有名な人や一流のライターに依頼する場合は、もっと高額でないと請けて貰えない場合もあります。
ただ、これより高い報酬を出してくれるところもありますし、逆にクラウドソーシングサイトなどに登録して案件を請け負った場合はこれよりも大分低い報酬設定になっている場合が殆どです。
クラウドワークスなど、クラウドソーシング系で自分から売り込み、実績を積んでランクが上がると報酬額も上がっていく媒体であれば、最初は低くてもいいでしょう。
経験が少ないうちは、文章を書く力も仕事を請け負ってこなしていく手順なども、慣れない事ばかりの筈です。なので、見習い期間だと思って勉強も兼ね、安い報酬で請け負うのはアリだと思います。
でもやっぱり、あまり表に出ない金額といいますか…ズバリと明示されていない事が多いせいか、発注側も相場を知らないというケースもザラにあるのがこの世界だったりします。
(イラストなどもそうですね)
書く側も玉石混合で、特にあまり馴染みがない人は売り手・買い手共に値崩れさせがちです。
有名なニュースサイトなのに滅茶苦茶な文章書いてる人とかもいますしね…
報酬についての注意点
ですが、ある程度経験を積んでそれなりのライターとしての自覚や自信を持つ段階になった。
或いは、相手の方から「こういうのを書いて欲しい」と依頼されるような状況であるなら、低い報酬のままではいけません。
TwitterやSNSをしている方は一度は目にしているかも知れませんが、安い報酬で買い叩く企業はクリエイターの間でも問題になっています。
趣味も兼ねてるから…とか自分はそんなにすごい技術はないから…とか考えて、低い報酬の案件を請け続けるのは、ライターという仕事自体の評価や印象が下がってしまう原因のひとつになってしまうのです。
ライティングを自分の仕事にしていきたいというなら、それは避けなければなりません。
文章を書くというのは、一見誰にでも出来そうで低く見られがちです。
しかし、プロのライティングには素人には持ち得ない技術などが必要不可欠なもの。
自分の技術に見合わない報酬の低い案件は、見習いかお小遣い稼ぎをしたい人用と割り切って、請け負わない・勇気を持って断るようにして下さい。
私も以前メインで執筆していた媒体(PBW)は報酬としては基本的に安く、お金にならない作業や活動や精神的にきつい部分もあったので、今はやっていません。
逆に、そこにこれ以上にない楽しみを見出せれば続けていくモチベーションになるのかも知れませんが…やはりこれ一本で生活するには相当な数をこなさないといけないところが難しいですね。
時給に換算すると、アルバイトの方が稼げるんじゃない?という部分も、なきにしもあらず…
ライティング系の仕事を請け負えるクラウドソーシングサイト
ライティングに特化したクラウドソーシングサイトです。
早い者勝ち書いたもの勝ちみたいな印象を受ける部分も…
いい案件は募集が掛かってから早いうちにどんどんなくなってしまうので、昼間働いている方はちょっと不利ですね。
昼間に覗ける方、フリーランスを目指す方にはいいと思います。
また、このブログのような砕けた文章ではチェックを通らず、比較的きっちりした真面目な文章が歓迎される傾向があるようですので、おカタイ文章を心掛けましょう。
合格すると始めから文字単価1円~の【プラチナライター】として登録できる試験もあります。文章に自信のある方は、挑戦してみてはいかがでしょう?
(ただし、表現力や正しく伝える能力などが必要なので、場合によっては登録してから経験を積んでランクアップしていった方がいいかも知れません)
クラウドソーシング系サイトでは規模が大きく、案件も応募する側も多いサイトですね。
ライティングの仕事としては、web上に乗せる記事を書く案件が多いように思います。
ただ、やはり先発有利といいますか、昔から登録して実績を残している人がよりいい仕事を割り振って貰えるような仕組みですし、ライバルは多いでしょう。
コツコツと実績を積んでいくのが得意な人向けですね。
クラウドソーシング系サイトでは割と後発だった為か、案件は少なめなようですが頑張っている印象。
魅力はなんといっても、手数料が他と比べて安いところ。
単価コンマ以下で頑張って稼いでも、手数料で何割も引かれてしょんぼり…なんて気分も緩和できるというものです。
登録者数もクラウドワークス程ではないので、競争率が低い可能性もありますね。
ライティング以外にも、買い物代行などちょっと毛色の違う依頼も出されているようです。
大手にはない案件もあるかも知れませんし、選択肢として登録しておくのもアリでしょう。
自分の得意な事を出品できるサイトです。
他サイトとの最大の違いは、募集されている案件に応募するのではなく、自分の売りとなるものを提示して依頼して貰うという形式ですね。
イラストの受注や占いなどを出品している人も多くいます。
ライターとしてなら、どんな文章を書くのが得意か、どんな売り方なら勝負できるかというのを考えて売り込んでいく事になりますね。
探してみると、今はこうしてライティングの仕事を探せるサイトも結構あるんだなぁと。
こういう部分の利便性が上がれば、フリーランスで働けるかも知れないという人も増えそうですよね。
ネット上でのやり取りなら、毎日満員電車に揺られる必要もないし、イヤな上司にパワハラを受けながらストレスまみれで仕事をしなくても済みますし。
今回挙げたサイトの中で、私が一番にお勧めするとしたら、やっぱりサグーワークスかな…
ライティング特化というのが強いですし、ある程度文章が書ける人なら活躍できる可能性も高いでしょう。
もっとも、人によってサイトのインターフェースや仕事の請け負い方などにも合う・合わないがあると思います。
ですのでもしライターや在宅ワークで働きたい、稼ぎたいという方やどんな仕組みになっているんだろう?と興味を抱かれた方はひとまず登録してみて、サイト内部の雰囲気を確かめてみるのもいいかも知れません。
ともあれ、簡単なように見えて難しいのが文章の世界です。
一朝一夕とはいかないでしょうが、今まで縁のなかった方も、その世界に触れてみては?
これを切欠に、皆様に新しい出会いや展望がありますように。