はてなブログに付いているアクセス解析では、大体のリンク元とリンク先くらいしか分からないのですが(しかもリンク元を辿っても、自分のブログや記事に繋がっているところはそうそう見つからない)、やっぱり最近関心を持っている人が多かったんだなぁという関ジャニ∞の特番。
ar40neet.hatenablog.com
はてブロ内で検索して出た結果画面に繋がっていて(やっぱり自分のブログへのリンクはなかったけど…)、そこで目に入ってきたタイトルの記事を拝見してきました。
【随時更新】関ジャニ∞クロニクル特番で考えたことメモ - TLに流すと長すぎること
読んでいてなるほどなぁ、と思う事が結構あり、いつものレギュラー枠の該当コーナーと特番での違いも知れました。
やっぱり色んな情報や視点があると、判断もし易くなります。
それを踏まえまして、思った事をちょっと書こうかなと。
これはこうした方がよかったんじゃないかな&こうだったんじゃないかなというところ
年配の女性に対する呼び掛け
初対面で結婚も出産もしているか分からない年上の女性を、どういう風に呼んだらよかったのかなぁと少し悩んで、とりあえずひとつだけ頭に浮かびました。
「ご婦人」なら、成人女性誰にでも使って差し支えないんじゃないかと。
大分かしこまった呼び方だし、呼ばれた方も恐縮しちゃいそうだけど…
深夜に相手の事情もある中で突然取材するくらいなんだから、礼儀正しくしてしすぎることはないし、インタビューする側も襟を正せるのではと思います。
大体元々のコンセプトからして「訳アリだろうから」という事だったのだと知って、取材側も最初から理解してるんだからそこはさ、相手の事情を考慮しないといけないところなんじゃないかなぁ。
そもそも、深夜に一人歩きしている見ず知らずの人に話し掛けている時点で配慮ゼロなので、それでもあえてやるなら最低でも「失礼します」という気持ちは持ってないとダメじゃない?
元記事のブコメやTwitterを見るに、こういうことをされたら男性だって怖いと感じるようだし。
話し掛けてきた相手がおまわりさんとかきちっとした人でも怖いでしょうし、譲れない前提を通す為だったらめいっぱい配慮するくらいでもよかったのでは。
あと、笑いを取ったり楽しい雰囲気の番組にしたいなら、取材拒否や不快感を示す応対は潔くカットすべき(姿も映さない)だったんじゃないかなぁ。
代わりにメンバーを映して「見つけたけど今回はダメでした、残念」でいいじゃない。
下手に険悪なインタビュー映像を流すよりは、メンバーが移動中にプチ反省会をするとか、成功させようと奮闘している姿が見られた方が、ファンも嬉しいんじゃなかろうか。
そういう視点から見ると、この特番の企画は見せ方が大失敗だったなぁ。
お笑いに寄せていってるとしてもアイドルはアイドルなんだから、超えちゃいけない一線ってのがあると思います。
そういうのを制作側が忘れてしまったのか、元から考えていないのかは分からないけど…
あとやっぱり事務所もね、じぶんちの売り出してる人材を大事にして欲しい。
一度悪いイメージが付いちゃうと後々何かと蒸し返されたり、そうでなくとも「前にこういう事あったよな…」って思い出しちゃったりされがちだし。
元同じ事務所のタレントが起こした事だって、まだ風化したとは言い難いんだから、多少過敏なくらい気にしてもいいんじゃないでしょうか。
車の使用に関して
まず怪我人に無理させんなよと…
ジャニーズってライブとかでも踊ったり動き回ったりするだろうし、腰をやってるなら負担を掛けるべきじゃなかったでしょうに。
動き回るのも大変だけど、長時間車の中とか立ちっぱとかもあんまりよくないだろうし…
言動放置といいこういうところといい、あんまり扱いよくない気がする。
使い潰すつもりじゃないなら、もう少し考えて欲しい。
全員夜の街に放たないで、スタジオ待機&通常版のようにクイズ回答要員でもよかったんじゃない?
あと、やっぱり大型の車に大人数は、絵的にも状況的にもマズかったなと。
度々引き合いに出してアレですが、昔見ていた所さんの番組(第一村人発見!とかやってたやつ)でも恐らく2~4人乗りくらいの乗用車で取材スタッフが道端の人に声を掛けたりする場面もあり、大概長閑な雰囲気なんですけど人によっては男性でもあからさまに警戒していた一般人もいた訳で…
中には放送されたのを見て、やっとちゃんとした番組だと納得した感じの人もいましたよね、確か。
尚、スタッフはカメラとインタビュアー役で大体2人行動だった模様。
車で横付けして話し掛けるって、昼間でもそれくらい怪しまれる事なんですよ。
美醜判断発言については、完全にTPOでは?
これ、美人が好きだとか美人だ~と言ってるのが問題じゃなくて、完全にタイミングや状況が問題なんじゃないかと思います。
壮年のタレントが美女とお酒飲みながら「お姉さん美人だね、僕好み」って言ってても、異常には感じないしそんなに嫌悪感もない(嫌な人は嫌だろうけど)けど、あの車でねぇ…
完全にあの、所謂ハ○エースを連想させちゃうじゃないですか。
(そしてこれも車種に不名誉な言葉だよな…とつくづく思う)
しかも言ってるのが、クリーンで爽やかなイメージで売り出しているアイドル。
マズいかマズくないかで言えば、激マズ。
でもね、単に美人で好きになっちゃったとか話すだけなら、アイドルだって概ね受け入れられるシチュエーションってのがあると思うんですよ。
リアコ(リアルに恋しちゃってる人)でもなければ、アイドルは恋愛禁止!みたいに考える人も今時そんないないだろうし…
長く続けてる人だと、年齢的にも逆に心配される場合だってありますしね。
本人にとっては余計なお世話だろうけど。
この間、中居君がどこぞの受付のお姉さんを好きになっちゃったかもみたいな話を聞いた時には、大分微笑ましい気分になったものでした。
具体的に改善するなら
よろしいならば対案だ。
女性への呼び掛けのところでも書いたけど、前提条件が既に配慮していないので譲れない部分以外は可能な限り配慮するしかないんじゃないかなぁと思います。
紹介した記事にも書かれていたように、質問にテンプレ作っておくとか準備段階でできる事もいろいろとありそうだし。
それから、特番でもインタビューするメンバーが変わるくらいで少人数で取材すればよかったんじゃないかなと思います。
特番だからって毛色を変えすぎたのも敗因だよねと。
船頭多くしてなんとやら。
撮影の為とはいえ、アイドル連れで深夜に出歩くのは危ないという事なら、多くても4人くらいですかねぇ。
車を使うなら威圧感の少ない、人を引きずり込めなそうな小さいやつにするとか。
プラスして最低一人は女性スタッフを付けるとか、怪しまれるのは当たり前だけど、なるべくそれを緩和させる心掛けがあれば、突撃された側にも通じるものがあるんじゃないかと思うんですが。
真心って言えばいいのかな。
のっぴきならない事情でこういう取材をしてますけど、申し訳ないが応えて貰えないでしょうか的なものが伝われば、理解してくれる人、態度を和らげてくれる人も増えるんじゃないかなぁと、素人からすると思いますね。
何をやっても100%はない
世の中いろんな考え方や受け止め方をする人がいるので、どんな番組でも100%の人に受け入れられる事はありません。
100%好かれる人がいないのと同じですね。
でも、「おひとりさま」のコーナーは通常枠では概ね許容されていたそうですし(普段は見ている人が少ないと書かれてもいましたが、それだけではないと思います)
バラエティ番組ってちょっと常識外の事があっても、ある程度は許されちゃったりするんですよね。
「TVの中の出来事」として、日常とは切り離せるようなイメージかな?
それでも度を越したものはアカンでという事じゃないでしょうか。
昔だってやりすぎな番組はあったけど、面白いと思える番組はもっとあったような気がする。
プライバシーやら何やらに向けられる目は、かつてより確実に厳しくなっているものの。
クレームに委縮しなくていいところを自重してしまったから、つまらなくなったんだという話もよく聞きます。
その上で、本来は自重した方がいい事をまだやり続けてしまっているとしたら、由々しき事だなぁと思います。
報道もそれ以外の番組も、時代遅れだったり偏った価値観の放送で何かと倦厭されがちな昨今。
番組を作る人たちの中にまだ心ある方がいるのなら。
小さな世界で凝り固まらないで、もっと広い範囲からいろいろなものを感じ取って、バランスのいい感覚を得て欲しいですね。
テレビ局自体に疑念の目を向けられたり、嫌煙されたりする今だからこそ、いいものを作っていこう、盛り返そうという人が台頭してきてくれたら…と思います。
勿体ないですよ、せっかく全国に発信できる設備や人員がいるのに、嘘や誤解や偏見まみれのものばかり流して、いいものが埋もれてしまっているのは。