大晦日から開催された「Second Advent」、イベント期間の終わりも間もなくですが、やっと感想を書き終えました。
ガチャピン先輩のルーレットのお陰で闇ユーステスも入手しましたし、関連キャラのフェイトエピも見られたのでそちらも併せて。
グラブルでは2回目のお正月を迎えた私の、組織関連イベントの認識は「新キャラかな?と思ったら即死したんだけど…」というシビアな印象が強いものだったのですが、やっぱり他のイベントとは違う空気がありますね。
今回のメインは今まで「敵」として描かれていた月から来たカシウス、そしてベアトリクスとエムブラスクの剣の絆がクローズアップされていました。
「Second Advent」
あらすじ
序
無機的な環境で暮らす月の民の戦士・カシウスは、昇進に伴ってフォッシル(空の世界)で破壊された機神セスラカのデータを回収するという任務を与えられる。
あらゆる機械に干渉できるという槍「ノイン」を携えカシウスと空の民が戦った「月の剥片」へと向かうが、その上空で降下用ポッドにトラブルが発生し、墜落してしまう。
ポッドの爆発からは逃れるも重傷を負った彼は、ノインの力により虫のような無数の小型機械を呼び寄せた後意識を失った。
一方、極秘に組織の第零拠点へ招集されたベアトリクスは、自分だけに極秘任務が与えられると浮かれていたが、呼び出された場所には既にゼタらいつものエージェントのメンバーが揃っていて肩を落とす。
しかし、そこに研究機関でもある第零拠点の最高責任者にして組織の創始者のひとりであるアランドゥーズが現れた。
アランドゥーズが取り出したのは、先の戦いで壊れた筈の大鎌グロウノス。研究の結果により、完全修復に成功したのだという。
しかし、グロウノスのもうひとつの姿である「機神グロウノス」の再封印は叶わず、再びの封印と完全に封印する方法を見つけ出す為に、彼らの持つ封印武器を自分に預けて欲しいという。
相棒と呼び慣れ親しんだエムブラスクの剣を一時でも手放すことに戸惑うベアトリクスだったが、ユーステスの助言により要請に従うことに。
魔導人形に運ばれていく封印武器を見送るベアトリクスの目には、一瞬エムブラスクの剣が光ったよう見えた…
主人公の騎空挺に場所を移し、バザラガ・ゼタ・ユーステス・イルザは自分たちが内部に混乱をきたしている組織について調べていることを明かす。
その行動はベアトリクスには知らされておらず、彼女が憤慨しながらも新たな目的の為に奮起したのと同時に、かつて街を襲った虫が再び各地に現れたという報せが入った。
騎空挺を襲った虫を駆逐した後、エージェントたちは各自行動に移る。
主人公は月の剥片を調べることになったベアトリクスと同行することになり、そこで傷を負ったカシウスを発見、保護するのだった。
破
一行はカシウスを虫に襲われ挺が墜落したと目測し、イルザの輸送艇にて他のエージェントたちとも合流する。しかし、再び虫の大群に襲われ、墜落し掛けた輸送挺を的確な対処で立て直したのはカシウスだった。
その後、第零拠点が襲撃を受けているとの報せを受け、急行することになる。
第零拠点に群がる虫を倒した後、カシウスを治療しようと拠点内に入る一行。
だが、その道中でカシウスと逸れてしまう。
主人公たちの前から姿を消したカシウスが目指した先には、何故かここに収容されていたセスラカの姿があった。カシウスは虫を操って、セスラカの居場所を探っていたのだ。
セスラカのデータを回収しようというカシウスを、後を付けていたユーステスが阻止する。
しかし、彼らの目の前でひとりでにセスラカの首が落ち、暴れ始めた。
そこへ合流する一行がセスラカを御するも、混乱のさ中カシウスの手を離れたノインを手に取ったのはアランドゥーズだった。
彼は待っていたのだ。
いずれ月の民がその叡智を手に、セスラカを回収しようと空の世界に降りてくる日を。
急
月の世界を夢見るうちに狂気を孕んだアランドゥーズは、自らの身をも材料にして新たな機神・ヴァーサタイルを生み出す。
主人公たちが奪還叶わなかったエムブラスクの剣を取り込み、圧倒的な破壊力を以て君臨するヴァーサタイル。
拠点の一部を崩壊させ、島の地形を変形させる機械の怪物を相手に、決戦が始まる。
世界を滅しかねない禍を屠る為一行に知恵を貸すカシウス、手に戻ったグロウノスの力を解放するバザラガ、それに呼応してアルベスの槍の真の力を発揮させんとするゼタ。
戦いの鍵を握っていたのは、ヴァーサタイルに取り込まれたエムブラスクの剣と心を通わせていたベアトリクスだった。
イベント本編の感想
PRIDE ~GRANBLUE FANTASY~
そういえばベアちゃんのキャラソン出てたんだった。
専用スキンも欲しいのでゲットせねば…
大筋の同線は第零拠点から月の剥片へ行って帰ってくる→スピーディーに決戦なのもあってか、体感的に短かった気がします。
去年の時は初戦大敗でバザラガさんもゼタちゃんも色々悩んだり苦しんだりという部分がありましたしね。
今回のメインが直情型のベアちゃんと、彼女に感化されつつもシンプルに合理的判断を下していくカシウスというのもあって、ぐるぐるする事なくストレートにお話が進んだのもあるかも知れない。
アランドゥーズが陰謀的な気配を醸し出しつつも、彼も多分根っからの悪人じゃなくて純粋な想いから道を外れてしまった印象もあり、真正面からブチ抜いていく少年漫画みたいなスピード感と熱さがあったように思います。
ベアちゃんと本来あり得ない筈のエムブラスクの剣との心の絆とか、理屈じゃないものがカシウスにも影響を与えたりするのもそれっぽい。
めちゃくちゃ主人公らしかったですね、今回の彼女。
ユーステスさんとイルザさんも要所要所でしっかり活躍していて、エージェント5人が好きな人には嬉しかったかも知れないですね。私も嬉しい。
そしてゼタちゃんの最終解放っぽいイラスト。近々実装されそうで、楽しみですね。
火のキャラは強いのが多くて、組み込むにはなかなか難しいですが…
大分前に実装されたキャラだし、これに合わせて調整や強化が来てくれるといいなぁ。
他にも描き下ろしや新しい差分もあって、目にも楽しかったです。
それにしても、組織の内部は混沌としすぎですね~(笑)
イベント終了後の各々のセリフを見るに、次回はいよいよ本部に乗り込むのでしょうか…?
月の住人がどう出るかも分かりませんし、またシビアな場面が展開されるかも知れませんね。
あと、マルチバトルの音楽。
セスラカ戦は去年のセスラカの時の曲で(ピアノのメロディが利いてて好き)、ヴァーサタイル戦はそのアレンジで新規曲ですね。
クールで宇宙的なものを感じる原曲から、勢いを増して盛り上がる曲調が格好良かったです。
このキャラを語る
カシウス
始めは無機的でクールな感じかと思ったけど、周囲の環境が大きかったんだろうなぁ…というキャラ。
それで初めて会った空の民が主人公一行とベアちゃんときたら、もうなるようにしかならんわな、と。
いい人たちに拾われてよかったね…みたいな気持ちになります。
回復した後もイルザさんたちが彼を拘束したりしないのは、そういう善性の存在に馴染んだ事。プラス月側が動いて今の彼の状況が覆らない限りは、敵に回る危険性も低いと見たからじゃないかなぁとか思ってます。
でも空の世界の食べ物に胃袋を掴まれてしまった彼が、ディストピア飯を強いられる月に帰れるのかなと(笑)
ゼタ
前回のイベントを経て成長した分もあるのか、頼りになるお姉さんな印象でした。
今回エムブラスクを失ったベアちゃんが切羽詰まる部分もあったから、余計それを見守るような面も強く見えたのかな。
バザラガさんに封印武器を解放するコードを教えて貰った時の反応が、常識的で好き。
いやあれ、普通の人間には発音できないでしょ…
バザラガさんは肉体的にもグロウノスに侵食されて鎧が形成できるくらいだし、滑舌も特別製なんだよきっと。
そういえば解放のコード(モラシイ:コイチトカ)って、カナ入力で「mode:beast」なんだそうで…そりゃバザラガさん、バーサーカーになる訳だよ…
ゼタちゃんはコード言わずに覚醒してたけど、モーション格好よかったなぁ。
その後の髪下ろしたゼタちゃん可愛かった。
でも服と鎧が…と、そこで思ったけど大分露出高いよね。
初入手が前回イベントの配布SRで、あれは着込んでたからあっちの印象の方が強かったんだよね。
他の種族の女性キャラが露出すごかったりばいんばいんだから、目が慣れてしまっていたようです(笑)
アランドゥーズ
初登場にして退場のアランドゥーズさん…いい老人キャラが出てきたと思ったのに、惜しい人を亡くしました。
まあ去年のイケメン新キャラかなと思ったら即死してたイルザさんの部下よりは、大分活躍(?)してくれたのでまあ…
それにしても、いきなり本性出して背景があまり語られなかったのがちょっと残念でしたね。
イベントや登場人物の背景って、関連で実装されるキャラのフェイトエピで触れられた理する場合もあるんですが、今回はそれもなく。
決戦の時のイルザさんの台詞とヴァーサタイル戦の時に聞ける言葉、ルリアノートの図鑑を察するに、
- 月へ行くという組織本来の目標を抱き続けていた
- (年老いた為?)身体的な自由が利かなくなってきていた
という感じなのかなぁ。
研究心と月の世界への執着で狂気に駆られてしまったけれど、やっぱり悪人ではなかった・元は純粋な人だったのかなぁという印象でした。
フェイトエピソード関連
カシウス フェイトエピ感想
パンを貰ってジャムが出てくるだけでも感心したり、理解できないままラーメン屋に通い詰めたりと、これでもかというくらい食べ物関連でしたね(笑)
店主が付けてくれたオマケのやり取りとか、好きです。
関心度イベントでも、空の世界のいろいろなものに興味津々で、なんだこのかわいい生き物はってなりました。
一緒に旅をしている間に、理屈では説明できない事に感化されていくんでしょうけど、行きつく先はグルメマスターか…
ユーステスさんに旅行者って呼ばれてそれもいいなみたいになってたし、諸国漫遊して欲しい。
しかし月の世界の食べ物って、よっぽど味気ないんだろうなぁ。
通常は身分が高い人しか食べられない娯楽食だって言うくらいだし、月にはそういう産物が少ないのかな。
そもそも必要のある栄養素だけ摂れればいいんだみたいな考えかも知れないけど、月の民の戦士が部隊を編成してきても食べ物で戦線崩壊しない?大丈夫?
最初に感じたよりも人間味というか、それに順応しているのを見ると愛着も湧きますし、次の組織イベでも知恵の部分で活躍して欲しいです。
そういえばアビ習得エピに戦闘なかったなって、見終わってから気付きました。
依頼で滞在していた間、ラーメン食べに行ってただけだもんな…
闇ユーステス フェイトエピ感想
なんと土ユーステスの方のフェイトエピからの続き。
主人公やルリアちゃんの始末を断って伝声機を壊してしまった後、どうなったんだろうと思っていたんですが、上層部に庇ってくれる人がいたんですね。
まさかの新キャラ(ローナン)。
ユーステスの故郷が月側の活動で滅ぼされたというのも初出でしょうか。
そこから組織に入って、冷徹に任務をこなすようになっていたのに、主人公たちと出会って封じ込めていた想いが噴き出してしまったんだねぇ。
普段は顔や態度に出にくいから、本心も分かりにくいんだけど…
そんなに主人公やルリアちゃんたちが大事だったのか…ってなりました。
仲間というかもう家族だね。
しまいには、彼らの身の安全を確保する為に、ローナンさんに取引を持ち掛けるという。
あんなに犬扱いされるの嫌がってたのに、そ、そんなになのか…
エモエモのエモですやん…
これを見る前は割と好きだな~くらいの好感度だったのに、沼に引きずり込まれそうになる吸引力でした。
土バザラガさんで彼の抱えていた過去や心中を知った時もぐっときたけど、この普段はなかなかそこまで語らない男たちの背中ときたら…
この、膝から崩れ落ちそうな言葉にならないエモさの嵐は、実際音声付きでフェイトエピ見て貰った方がいいです。
全ユーステスさんをちょっといいな以上に思っているプレイヤーさんのところに、絶対加入してくれ…
そしてローナンさんは渋くていいキャラなのに、まだここでしか露出がないんですよね。
いつか組織イベに出てくるかな…アランドゥーズは残念な結果になってしまったけれど、彼には生き残って欲しいなぁ。
土ベアトリクス フェイトエピ感想
あの服、手作りだったの…
しかも作り方も本格的だった。
ベアちゃんは普段口調とか聞くと男勝りな感じだけど、要所要所で女の子だな~ってなりますね。主人公ラブ勢だし。
エムブラスクを手放して不安もあっただろうに、始めの頃からすると成長したんだなぁと思いました。
一度あんな状態になっちゃったし、ヴァーサタイルに取り込まれた時は本当にショックだったろうに…また自分の手に戻ってくる頃には強くなっていなきゃと前向きなのが健気ですよねぇ。
キャラソンも試聴したけど、そういう年月の経過や成長が表れているようで、登場時から見ている人にも嬉しいんじゃないかなと思います。
でも組織キャラの中に、彼女みたいな性根の真っ直ぐな子がいるのはすごく安心します。
みんな色々な方向に(心身共に)やばそうで、バザラガさんとかもうギリギリ人間(いやもうアウトになってないか?)みたいな感じなので…
そんな猪突猛進なドジっ子が、立派になったんだな…と思ったのがアビ習得エピ。
まだ鬼教官だった頃のイルザさんのしごきを思い出しながらだけど、隠密行動が必要な任務でちゃんと考えて罠を解除したり、ボスだけおびき寄せる事が出来て。
成長の足跡が垣間見られて嬉しかったです。
褒められてはしゃいでたけど…そこが彼女らしくていいところなんですよね。
多分、次の組織イベまでにはなんやかやでエムブラスクの剣も修復されるのかな?
アランドゥーズの書斎は決戦に際して潰れちゃったけど、カシウス君の協力とかもあれば、あるいは…みたいな。
もしかしたら、エムブラスクが戻ってきて最終解放の流れかな?
まだ先の話だけど、楽しみです。