アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニート(という名の自営業)が奮闘したりしなかったりするブログです。

確定申告、無事に終了。どうやら私は還付金が貰えるらしい

※実はこの記事、次に書こうと思っていた記事の前置きだった筈なのですが、書いているうちに長くなってしまったので「確定申告の話」というひとつの話でエントリーすることにしました。

丁度今日、申告の最終日ですし時節柄にも合った話題でもあるなということで。

 

確定申告に行った日のこと。

私の地元では、郊外型のショッピングモールが出来て以来そこのホールで確定申告の出張受付・相談を毎年やっている。

家からは自転車で40~50分といったところか。

近くはないけれど、特殊な地形のお陰で管轄の税務署には電車に乗って結構な時間と距離を移動しなければならないので、天気にさえ恵まれていればこちらの方がいいのだ。

 確定申告、本当は早めに行きたかったけれど…

申告期間の終わりも差し迫った某日。

早めに行かなければとは思いつつも、体調や天気なども影響して結構日数が経ってしまっていた。

去年失業関連の申請を出すまで世帯主が祖父だったため、国保(国民健康保険税)の提出用書類が3月頭まで手元に届いていなかったのもある。

これは仕方ないけれど、世帯分離に伴って今年分からは自分のところに届くようになるだろう。

 

その日の朝はよく晴れ、風もあまりなかったので決行することにした。

えっちらおっちらと自転車を漕ぎ、いつも通っていた道の一部が工事中で迂回を強いられもしたが、確定申告コーナーの始まる9時にはモールに到着した。

モール自体は10時からなので、指定されている入口から入るのだが、既に列が出来ている。

以前はモールの入り口で整理券を配っていたのだが、私がここ数年は前の会社が処理してくれていて来る必要がなかった間に変わったらしい。

並んで待つことしばし。

係員の方が人数調整をしながら通してくれたエスカレーターで2階へ上り、ホール前で説明を受けながら整理券を貰った。

ホールの横は丁度フードコートで、自分の番号グループが呼ばれるまではそこで待つことになる。

フードコートも申告期間だけ特別に早く開けてくれているコーヒーショップを除き、まだ開いていない。

人が増えてくるまでは、やや静かでちょっと不思議な空間だ。

こういう「いつもとちょっと違う空気や風景」を見たり感じたりするのは結構面白いので、確定申告自体は面倒だけれど楽しみな部分もある。

 

やがてホール入り口の係員さんが「○番から○番の方~」と、整理券の番号群をコールするのだが、あまり離れたところにいるとちゃんと聞こえない。

自分の整理券番号からして前に待っている人がまだいて、ホール寄りの席は先に来た人で埋まっている。

そこでどうするかというと、番号群が呼ばれる度に前の人たちが立って空いた席にじわ…じわ…と移動していくのだ。

そして呼ばれた先でも整理された列に並ぶ。

待つことしばらく、最初の受付で年末調整をしていない旨を話すと、また別の列に選別されて並ぶことに。

実は会社では年末調整の際に必要な書類を貰って提出する予定だったのだが、例のしょうもない上司が期間を待たずにクビを切ってきたので、自分でやる羽目になったのだ。

こうなると何処までも忌々しい存在だけれど、あの日もう二度と顔を見なくて済むと思った時の解放感と軽減されたストレスからすれば安いのかも知れない。

パソコンコーナーでスマホと睨めっこ

並んだ先で、新たな係の人にパソコンは出来るかどうか確認される。

迷わずにセイ・イエスだ(ピエール瀧の逮捕で思わず連想してしまった)

順番がきて入ったのは、パソコンでの書類を作成するコーナーだった。

並んでいる間に渡されたファイルに付いているカードで識別して、提出コーナーで印刷するらしい。

実は以前申告した時の識別番号が分かっていれば、家でも出来る作業(多分)なのだが、数年ぶりの申告だったため忘れてしまっていた。

とりあえず書かれている指示に従ってカードリーダーでカードを読み取り、進めることに。

しかし、進めていくと問題が発生した。

源泉徴収票に書かれている以外の支払い(国民年金や国保など)はどこに入れればいいのか。

係員は何人かいるが、皆忙しそうで呼んでもなかなか来てくれない。

仕方がないのでスマホで調べてみるが、私の疑問に答えられるようなものは載っていなかった。

しばらくスマホと睨めっこしていると、詳しい方の係員さん(専門的なことが分かる人はベストの色が違うらしかった)がやっと来たので聞いてみると「後で追加する場所がありますよ」とのこと。

とりあえず進めるが…端的に言って、サイトが不案内だ。

私はなんとか係員のいう「後で追加できる」という項目を見つけられたが、特に何の説明書きもなく項目が枠内に並んでいるだけなので、気づかずに見過ごしてしまった人は焦ると思う。

こういうトラップがそこかしこに仕込んである(単に一般の人が詰まるところを予測していないだけなのだろうが…)ため、係員がひっきりなしに呼ばれる羽目になるのだ。

普段パソコンを使っている人なら大体のところはクリア出来るだろうが、私でも「なんなのだこれは、どうすればいいのだ」というところがあったので、関係者は早急にインターフェイスを改善して欲しい。

そんなこんなで手間取って係の人を待つ間も結構掛かってしまった作業だったが、なんとか終わった。

後は提出コーナーにてもう一度カードを読み取って貰い、源泉徴収票を貼った用紙と一緒に出して終了。

 

パソコンの確認画面の辺りでもう分かっていたが、今回は還付金を貰えるらしい。

僅かながら貰えるなら有り難い。

還付金が貰えるのは、私のように年の途中で退職して年末まで就職しなかったり、年間の給与所得が103万円以下の人。

それ以外では

  • 医療費が10万円以上(所得が200万円以下の人の場合は所得の8%以上)の人
  • 災害や盗難に遭って損失を被った人
  • ふるさと納税をした人
  • 特定支出控除に当たる費用(通勤費、転居費、研修費、資格取得費、帰宅旅費、勤務必要経費)を自分で払った人
  • 住宅ローンを組んだ人
  • (個人事業などが)赤字になった人、株で損を出した人

 などが控除を受け、還付の対象になる可能性がある。

特定支出控除などは、収入から見た割合次第で会社勤めの人でも当てはまる人もいるかも知れないので、税理士やこういう機会に聞いてみたりした方がいいだろう。

便利なのか不便なのか…更なる改善が必要だと感じる

一連の流れは、勝手さえ分かっていればなんてことない行程なのだが、いかんせん申告用のサイト画面が不案内すぎた。

来年は自宅で、などと書かれているが、このユーザビリティでは1年経った後の記憶もおぼろげな状態ではまた途中で詰まってしまう可能性がある。

ほぼ毎日パソコンと対面している私でコレなのだから、多少は使える程度の中高年の人は誰かのサポートなしでは申請できまい。

結局こういった出張コーナーなどを使わなければいけないし、係員の手間も減らないな…と思うのだった。

 

パソコンやスマホで確定申告が出来ますよ、と触れまわる前に基幹をしっかり作り込んで欲しい。

締め切り間際に途中で挫折してしまった人がいたら、どうするのだろう…

いや、早くやっとけよというのはご尤もなんだけど。

余談:確定申告の煩わしさを思うと、会社員として働けるならその方がいい

えー…見出しが結論なんだけど、本当に自分でやるの面倒だから。余計な時間も掛かるし。

会社がまるっと処理してくれるならその方がいいって。悪いこと言わないから。

私はそれが出来なかったから、こうして自分で申請しに行かなきゃならなくなっただけのことで、人に任せられるならその方がいい。

(副業をやっている人は、その分は自分でしなきゃいけない訳だけど)

 

フリーランスとか格好よろしいものに憧れている諸氏は、出来るだけ税理士さんに丸投げ出来るくらいの稼ぎになる目算を持ってからフリーになった方がいいと思うよ…

通帳と電卓