アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニート(という名の自営業)が奮闘したりしなかったりするブログです。

電車に飛び込みをしてしまう人の心理とは

電車とホーム

 死に関することをよく考えて書いたりしているせいか、それ系のキーワードでこのブログを訪問してくださる方が増えているようですね…

世界には数多の人々がいますから、人間だけでも1日のうちに沢山の命が誕生し、沢山の人々が亡くなっている訳で、何かを切欠に答えを探しに来る方もいらっしゃるのかも知れません。

私のように、常日頃死ぬことを考えている(いた)という人もおられるでしょうけれど。

 

自ら命を絶つということは、人間以外の動物にはまずあり得ないことです。

文明や文化が発展した現代でそんな風に追い詰められてしまう人も少なくないことは、とても悲しいことだと思います。

日本では、発覚している自殺のうち健康問題を苦にしてという理由が一番多いといいますが、この中ではうつ病の占める割合が多いことが厚生労働省の分析で明らかになっています。

↑こちらのPDFに記載されている「第2-3表 健康問題による自殺者数の内訳の年次推移」

を見ると、年々全体的な自殺者数は減ってはいるものの、割合自体はそこまで大きく変化していないようです(うつ病の方が微割増くらい?)。

その他にまとめられている精神疾患の方は逆に数自体も少しずつ増えていて、精神疾患でまとめてしまうと身体的な病気を圧倒する割合になっているんですね…

 

病院で診断を受け、判明している精神疾患患者も400万人にもなり、そのうちうつ病の患者は100万人ほどいる日本。

「精神科に掛かるなんて恥ずかしい」「おかしな目で見られるかも知れない」と診て貰うことすらできない人もいるため、潜在的な総数はもっといるのでしょう。

これから人口自体は減っていき、自殺者の総数も減少していくとは見込まれますが、危うい状況に追い込まれている人たちも少ない今、取り沙汰される大小の差はあれ日常的に誰かが命を絶っていることになるのでしょうね。

 

日本のどこかで日常的に起きている自殺、その中でも他者に大きく影響を与えてしまうもののひとつが、鉄道を利用したものです。

という訳で、この後は電車への飛び込み自殺、鉄道自殺についての話題です。

 どうして人は電車の前に飛び込むのか

都会にいると、しょっちゅう起きているように感じる鉄道の人身事故。

その処理と整備に追われている間は事故のあった路線の一部は使えず、ダイヤが乱れて多くの人の足に影響が出ます。

足止めを食らってしまった人たちにとっては迷惑な話でしかないのでしょうが、特に鉄道網が発達している地域周辺に住んでいる人にとっては、これ以上に確実に死ねる場所ってないのでしょうね。

駅のホームから、或いは踏切などから線路に入り、電車に轢かれるというのは想像もつかない衝撃で死は免れません。

その代わり、事故現場は酷い有り様になってしまいます。

日々そういった事故処理に関わっている人は、慣れっこになってしまっているのかも知れませんが…

電車に飛び込み自殺する人の心理

そういった周りの人の迷惑、自分が死んだ後の処理などを考えられている間は、希死念慮や自殺願望を持っている人も鉄道自殺には至りません(至れません)。

この段階ではまだ、理性や培われてきた感情、周囲への配慮の気持ちなどがあるんですよね。

逆にそこがしっかりしているせいで、余計に自分を苦しめ追い詰めてしまっていく人も少なくはないのだと思いますが…

(真面目で責任感が強くてうつ病になってしまうような人は、大体こんな感じ)

 

先日にnoteで投稿した記事の一部に、自殺する直前の感情についても記したものがあります。

私の場合は建物からの飛び降りでした(高さと落下地点の状態を見誤ったために失敗しましたが)が、死ぬつもりで踏み出す時の人間の心理の一端を知るのに役立つかと。

note.mu

もちろん、これは私の体験なのでそうでない人もいると思いますが、大抵死ぬための行動を実行する時なんて後先や周りのことなんて考えられません。

そこまで追い詰められて、極限状態になっているとも言えますが…

仕事に問題を抱えている人も

また、以前電車への飛び込みは月曜に多いのかという記事を書いた際には見つけられなかったのですが、うつ病の路線で検索して見たらまた違った記事を見つけました。

toyokeizai.net

こちらによると1位の健康問題(大半がうつ病)に続いて2位に上がっているのが勤務問題で、この2位の人たちが月曜日に飛び込んでしまうことが多いようです。

仕事で問題を抱えている人の中には、診断はされていなくても潜在的にうつ病になっている人もいるんじゃないかな…

と、今のあまりにも黒すぎる労働環境を見ると考えてしまいますね。

そして、うつ病の方は重度になると自分から死のうとする行動すら出来なくなるため、まだ医者に行くような段階じゃないと思っている軽度のうつの人が、何かの切欠でぽーんと死んでしまうというような部分もあるのかも知れません。

自殺ではないケースも結構ある模様

あと、他にホームから落ちて電車に轢かれるパターンで多いのが酔っ払っている人で、通勤時でなはく帰宅時に亡くなっている場合はそちらの方が多いんでしょうね。

お酒が好きな方やついつい飲みすぎてしまう方は、充分ご注意ください。

他にも誤って転落して事故に遭った例では、熱中症でフラフラして…というのもたまに聞きます。

 

自分から飛び込もうとするにしろ誤っての転落にしろ、ホームドアがある駅ではほぼ防げることなので、こうした事故を減らすためにはやっぱりホームドアの設置駅を増やしていくしかないと思います。

これは私の考えでしかないのですが、電車に飛び込んで自殺してしまう人って、恐らく「よしこれから死ぬぞ!」というつもりで駅に行く人の方が少ないと思うんです。

通勤時やどこかへの移動時、ふと何かに誘われるように…という感じで境界線を越えてしまうのではないかなと。

だから、ホームドアが設置されて大抵の場所から線路への進入が出来なくなれば、他の場所で改めて自殺をするという人もそこまでいないんじゃないかと…考えが浅いですかね?

 

ともあれ、電車にしろ自動車にしろ、高速で鉄の塊が走っていることに変わりないので、どういう形であっても人と接触しないような状態にしていく必要があるんじゃないかと思います。