アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニート(という名の自営業)が奮闘したりしなかったりするブログです。

なぜ回転寿司にコーンの軍艦があるのか、うつ病になって初めて分かったこと。

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皆さん回転寿司はお好きですか?
私も時々行きますが、大抵いつも混んでるんですよね。
いつも行く回転寿司は回らず、注文すると新幹線が届けてくれるタイプのお店なのですが、前々から気になっていたことがありました。

レギュラーメニューに燦然と鎮座している、コーンの軍艦。
私はずっと、なんでこんなのお店でわざわざ頼む人がいるんだろう、家で作ればいいじゃん。
と思いながら、自分より板場から離れた席に走っていく新幹線に乗ったコーン軍艦を眺めながら思っていました。

なんたって、コーンにマヨネーズを混ぜただけのネタです。
自分で作った方が安上がりだし、マヨネーズの加減も自分好みに作れるのに。
そう思っていたのですが……

うつ病になって、「回転寿司でわざわざコーン軍艦を頼む人」がいるのか理解できたように思います。

単純に手間が掛かるからです。

は?何言ってるんだ、自分で作るんだから手間が掛かるくらい当たり前だろう、と普通の日とは思うかも知れません。

でも、うつ病で何もできないしたくない状態だからこそ、その本当の意味や価値が分かったと言いますか。

だって、本当に手間が掛かるんです。

わざわざコーン軍艦のために酢飯を炊いて、コーンの缶なりを開けて汁気を切り、マヨネーズと混ぜて、海苔を用意して……

そんなの、コーン軍艦ひとつのためにできませんって。
手巻き寿司のネタのひとつとして作るならまだしも。
うつ病になると、切って焼いて煮るだけでもすごく大仰な作業に感じてしまうので、そんなに手順を踏んで食べたいものを用意するような気力はありません。

だから、回転寿司でコーン軍艦を頼むことは、合理的だったのです。
お金を払って手間を省く。
超シンプルですが、これが全て。

うつ病は辛いですが、こうやっていろいろと学びもあるのだなと思った今日この頃でした。