アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニート(という名の自営業)が奮闘したりしなかったりするブログです。

『人間』である条件

何やかやしているうちに、もう5月になっていました。
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、今日は生憎のお天気。
GW中にお出掛けの予定を立てていた方には、ちょっと残念かも知れませんね。
私は調子が良かったら、4月の末に藤を見に行きたいなと思っていたのですが、あまり芳しくなかったので相変わらずの引きこもりの日々です。
まだご時勢的なものもありますしね。

さて、今日の話はタイトル通り「『人間』である条件」。
なんだか哲学的な一文ですが、そうでもありません。

いつだったか、誰かの言葉で「他の動物にはない人間の特性」というのを見聞きした覚えがあります。
「人間と他の動物が大きく違うところは、それは誰かが怪我をしたり弱った時に、助け合って生きていくことだ」
というような言葉だったかと思います。
群れで生きている動物であっても、足が折れて歩けなくなった仲間は置いていきます。
けれど人間は、そうした「自力で生きていくことが難しくなった個体」も助け、群れ、集団、社会を維持していこうとする。

平たく言えば、福祉の精神があるという感じでしょうか。

人間は子供や年寄りなどの弱い立場の人も、怪我や病気で働けない人も助けて社会を成しているんですね。
これは他の動物にはないことだと。

翻って、ふと思いました。
最近はやたら自己責任だのなんだのと言って、人を見捨てるような言動をする人たちがいます。
この「人間の特性」という観点から見ると、果たして彼らは人間と言えるのでしょうか?

これがまさに『人でなし』ってことなんですかね。

行き過ぎた資本主義も原因なのかも知れませんが、今は政治や日本のあちらこちらで、こういう弱った、困っている人を助けず見捨てていくようなイメージが強くあります。
力やお金を持っている人たちがそうなってしまうと、もう日本は人でなしの国になってしまうのかも知れません。

私は今、その「人間の特性」に助けられてなんとか生きている側の人間ですが、せめて(自分が余裕のある時は)困っている人には手を差し伸べられる人間でありたいと思っています。

そして、日本が人間の特性を失った人でなしの国にならないようにと、願っています。