メンタル的な不調でお世話になる病院は、元気なうちから目星をつけておいた方がいいよ
先日、はてなのトップに上がっていたこの記事
いやもう、ほんとこれ。
と、赤べこのように頷くしかなかったです。
田舎住みながら、うつ病と発達障害に対応してくれる病院を探すのに苦労した経験から、この記事の内容は本当その通りだなと何度も頷いてしまう内容でした。
かつての私と同じような状況に陥っている方や、いずれはそうなってしまうかも知れない（今はちょっとおかしいな、と感じている）方のお役に、少しでも立てたら幸いです。
自分の場合はこんな感じ
私の場合は会社をクビになって失業給付を受けている間に、やはり精神的な不調具合が好ましくなく、給付を受けるため・次の職探しのために通っていたハローワークで「こころの健康相談」というのをやっていることを知り、相談をしながらかかる病院を探すという流れでした。
本当はすぐにでも専門のお医者さんに診て貰うべき状況だったのですが、そうすぐには見つからず。
車が必須の田舎では、精神科や心療内科のある病院が近くにあるなんて都合のいい事もなく、辛うじて自転車でいけそうなクリニックは紹介状がないと診て貰えないくらい多くの患者さんを抱えている状況。
それに私の場合、大人の発達障害も一緒に診て貰えるところを探さなければいけなかったため候補は余計に絞られてしまいます。
最終的には小さい病院ですが、大人の発達障害も合わせて診てくれる様子の心療内科にお世話になることになりました。
（現在は精神科のある大きい病院に転院しましたが、前述の病院は内科もやっているので、アレルギーなどの治療で今もお世話になっています）
評判通りの優しい先生で、色々と気を利かせて貰ったりしながら薬の効果もあって一時は快方に向かっていたのですが、多少の影響で悪くなったりするのでなかなか難しいですね。
しばらくはややマシな時と悪い時を繰り返しながらお世話になっていたのですが、一時期大分しんどい感じになってしまって「入院できる病棟もある大きい病院にも（何かあった時のために）行っておいた方がいい」ということで、紹介状を貰って現在の病院に移ったのです。
現在かかっている病院では
今通っているところの先生も、私の状態をよく聞いて下さって、薬の処方も細かく調整してくれるので、そこで自分に合った薬を探っている段階です。
転院してからは、うつの状態が悪いのもあって、ADHD用のストラテラ（アトモキセチン）は一旦お休みにして、まずうつの方をよくして行こうという感じ。
実際ストラテラは自分にはあまり効果がなくて、その上お通じが悪くなるという嬉しくないオマケもあったので、なくしてしまってもよかったのかも知れないなぁ。
新しい病院の方は、コンサータを扱える先生もいるとのことなので、そういう点で私も転院を決意したのですが、ひとまず今はお預けです。
大きな病院で患者さんも多いからか、初回以外の診察時間は短めです。
症状や投薬後の経過などを話すと、先生がパソコンにデータを打ち込んでいく、ちょっとシステマチックな診察になります。
なので、話したいことが沢山あるような方には向いてないかなぁ…
私は体調やうつ状態の変化などを話すくらいで、充分対応して貰っていると思うのでいいのです。
が、懇切丁寧に耳を傾けて欲しいという人はそういう方針のお医者さんを探さなければならないですし、やっぱりよもやの時のためには元気な間にリサーチしておいた方がいいですね。
こればっかりは口コミ（評判）や実際そのお医者さんに会わないと分からないですから。
転ばぬ先の杖
自分の具合が悪くなった後で自分に合った病院を探すのって、本当大変です。
田舎でも病院の少なさや遠さなどで難しさを感じますが、都会では人の数が多い分急な診察に対応できないところが多いでしょうね。
「かかりつけ医」という概念もありますし、精神的にちょっと辛いなとか、時々寝付けない時があったりしたら、まだ動けるうちに自分に合う、なるべく通い易い病院を見付けて一度見て貰った方がいいと思います。
困り事は些細なものでもいいのです。
実際その病院に行ってどんな感じかとか、診察してくれたお医者さんはどうだったかというのを、下見のつもりででも行っておくんです。
それで、この病院なら大丈夫そうだなというのを確認して、いざという時に備えるのが大事ですよ。
精神からくる病気を放っておくと、ある日突然布団から起き上がれなくなってしまうとか、動こうにも動けない状態になってしまう事もあります。
そうなってからでは遅いですからね…
日本には真面目で辛抱強い人も多いと思いますが、それ以上に「ちょっと具合が悪いくらいなら我慢しよう」「それくらい我慢しろ」という風潮が大きすぎるんじゃないでしょうか？
新型コロナが流行して、「風邪くらいで休むな」から「風邪をひいたら無理せず休もう」という方向に変わってきたように、メンタルヘルスに関してもどんどんハードルを下げて、手遅れにならないうちに対処できる世の中になってくれればなぁ…と思います。
