アラフォーでニートになりました。

アラフォーで会社を辞めさせられ、未来が見えないニート(という名の自営業)が奮闘したりしなかったりするブログです。

(株)カネカは少子化を推進する反社会性が高い会社なのか…!?

父子を引き離すような企業は、果たしていい組織なのだろうか?

昨日(6月2日)のお昼頃から、突如Twitterのトレンドにドーンと鎮座したフレーズ。

 

 #カガクでネガイをカナエル会社

 

カネカという株式会社のキャッチフレーズです。

そして私が見た時は株価が下がっているというツイートがトップの方にきていて、何かよからぬことが起きている様子…

一体何があったの?

 

少しTwitter内を捜索したところ、とんでもないことが分かりました。

 カネカでは育児休暇を取った男性は、強制的に左遷される!?

発端はこちらのツイートだった模様。

 

 

 

 

ツイート主の女性・パピさん(二児の母)の夫が、育休明けに突然の転勤を言い渡され、それが月の途中での強制的なものだったために女性が家計を背負うことを決意し、退職の運びとなったそう。

パピさんの夫は途中だったプロジェクトの完遂も叶わず、有給休暇の消化もさせて貰えずに退職となったということです。

まだ産後4ヶ月の身で大黒柱を背負わなければならなくなったパピさん。

文句のひとつも言いたくなりますよね。

 

そして問題の5月末を過ぎ…

 

結局会社側は何ひとつパピさん一家の事情や交渉内容を顧みず、周知されれば会社に大打撃が降り掛かるであろう最悪の手を打ってしまいました。

血も涙もない起業がどうなろうと知ったことではないですが、産後4ヶ月でフルタイム復帰せざるを得なくなったパピさんのお体が心配ですね…

 

あまりにも対応がひどすぎて、株価が落ちたのも仕方ないなという感じです。

人事はともかくとして、有給を消化させずに退職させたのは法的にアウトなので法廷さんやっちゃってください案件なのですが、社会的な制裁はまだまだ始まったばかりという印象です。

くるみん認定はいい加減なものなのか?

しかもこのカネカ、2009年に「くるみん認定」という子育てサポートをしていますよという認定を厚生労働省から受けていたのに、この体たらく…

shem.or.jp

都合が悪くなったからなのか、育休関連のページを公式HPから削除するカネカ。

まさに消すと増えるの法則。

 

それにしたって…育休取ったら左遷って、どこがサポートしてるんだよ。

完全に現行で働いている社員に対しても見せしめじゃないですか。

このくるみん認定ですが、認定されると一定の減税が受けられる仕組みになっているとのことです。

しかも、男性でも二週間以上の育児休暇を取れば、企業は30万円の補助金を受け取れる仕組みになっている。

減税を受けた上、補助金まで貰っておいて育休明けの従業員を左遷(昭和の時代の悪習で、大体これで退職するケースも往々にしてあるという…)

しかも有給消化は認めず(違法)、恩恵だけはせしめる。

 

…悪どいというか、詐欺じゃないんですかこれ。

嘘の申請で認定を取って、逆に子育てや家庭の幸福を阻害するようなことをするなんて、これでは反社会組織と変わらないじゃないですか…

 

厚生省も実態を調べずに認定を与えてしまって、この責任はどこに追及されるんでしょうね?

ともあれ、日本が少子化・子育て後進国というレッテルを返上できるのは、まだまだ先のような気がします…

 

現状がどうしようもないことなんて分かっていた筈だけど、改めて大企業の暗部を見てしまうとがっかりだな。