今更いくら戦争反対を叫んでも、火に油を注ぐようなものでは？

ロシアによるウクライナへの侵攻の件、こんな事態になってやっと「戦争反対」を声高に叫ぶ人たちが急激に増えたようですが、今更そんな事言ってももう遅い。
一体なんの意味があるのだろうか。
ロシア軍に攻撃差されて死んでしまった人たちも、壊れた町や施設も、もう戻らないのだから。

そんなにロシアに対して戦争反対を掲げるのであれば、今侵攻中のロシア軍の前に立ちはだかってやって欲しい。
誰が、そんなことをできるだろう？
誰が、ロシア軍を止められるのだろう？

誰もウクライナを助けてくれない。
コトの発端の一部であるNATOは、牙を剥いたロシアを見て、尻尾を巻いて逃げてしまった。
ウクライナを助ける気がないなら、気を持たせるようなことを言わないで欲しい。
せめて、ウクライナの加盟の可能性を否定していれば…ここまでの状況になっていただろうか？

腹立たしいのは、他の国々のお偉いさんに対しても同じだ。
経済制裁だのなんだのとは言うが、肝心の「今」をどうこうできるような実効性のある手は誰も打たない。
それでは、見捨てているのと同じだ。

これは間違いなく言える事だけれど、ウクライナを助けなかった国々は、今後侵略されて同盟国やいい関係を築いてきた国や勢力から助けられずに蹂躙されても、文句は言えない。
自分たちも同じ事をしたのだから。

考えてもみて欲しい。
例えば明日、隣国が侵略してきて、自分も周りも人間としての尊厳を奪われる。
殺されてしまったり、時には死ぬより惨いことをされる。
そんな時に「戦争反対！」なんて言いながら嬲られていくんですか？
それで自分や周りの人が死んだり、死ぬより酷い目に遭ってもチャラになるんですか？

何も出来ないのが悔しいし、辛い。
もし自分に力があったのなら、既に亡くなったり傷付いた人たちを助ける事ができたのだろうか？
それとも今地蔵のように固まっているお偉いさん方のように、しがらみや思惑で雁字搦めにされて動けなくなるのだろうか。

都合よくヒーローみたいな人が現れるなんて事はないと分かっているのに、今命や尊厳を脅かされている人々を、誰かに助けて欲しいと思ってしまう。

ここのところ、あまり眠れない期間に入っている上にウクライナの事が気懸かりで、薬を飲んでもなかなか寝付けなくなってしまった。
自分の事すらままならないのに、他所様をしんぱいしている場合じゃないのかな。
でも、忘れるようにしても頭の隅にこびりついているし、意図してどうにかできるような事でもない。
本当にどうしたらいいのやら。