はてなブログのトップで紹介されている記事で、気になったものに言及するシリーズ。
今日はこちらの記事。
確かに、女性は社会的に不利益を被ってることを証明し易いけど、男性は難しい部分があるよなぁ。
なんて思ったのですが、そもそも「弱者男性」を自称する人たちの主張がね、なんかオカしいんですよね。
「自分は弱者男性だから、結婚や性的行為ができないので社会は女を宛がえ」
という主張は「は?何言ってんの?」としか言いようがないし、この主張ひとつだけで「気持ち悪い!近寄らんとこ」となるしかないので、そういう部分を自称弱者男性の方々には、男である以前にまず人間としてどうなのか考えて欲しい部分ではありますね。
私だって彼氏いない歴イコール年齢(若干、この人とは付き合ってたのか……?という相手はいるんですが、色々問題アリな奴だったのでノーカンとします)だし、他人と性的な接触なんてしたこともない、貧困にあえぐ女性側の弱者ですが
結婚したいなんて思わないし、そういう性的なことをしたいとも思わないんですが。
ましてや異性を宛がわれるなんてことになったら、気持ち悪くて拒絶します。
なんというか…こういうおかしな主張を見るだけで、こういう男の人たちって下半身でしかモノを考えてないのかな…とおののいてしまいます。
第一、伴侶がいない、彼女がいないというだけで負けだと思うこと自体が、今の時代にそぐわないのではないでしょうか。
恋愛や結婚というのは自立した大人がすべきだし、お互いに支え合うことができる人同士でなければ上手くいかないと思っているのですが、そういう思いがより強くなりますね。
今の時代、独り身だって充分に幸せになれるのに、自称弱者男性の方は昭和の世界に生きてるのかな?
と思ってしまうのでした。
本当に弱者の男性と言える方の言い分が、もっともだなと思った事
弱者男性云々に関してTwitterで見ていて、この人の意見はよく理解できるな、賛同できるなと思う一連のツイートがありました。
なんか昨夜、「弱者男性を自称する男性数人が“男性の生きづらさ(モテなくて辛い)”を語るスペースで、発言した女性を総出で詰って“泣かせた”挙げ句に、『これだから女は感情的w』とドヤった」らしいと聞いて、
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
「集団で女性を泣かせて得意顔の男たち」がモテんのも警戒されるのも当然だろ、としか。
ええ、そんなことがあったんですか。
恐ろしい。
そりゃモテなくて当然だし、そんなことした人たちが弱者だなんて大嘘でじゃないですか?
度々言ってるけど、彼ら自称弱者男性のインセルが言うような「弱者男性の定義」からすれば、高齢未婚非モテで収入も貯金もなく社会的地位も最底辺で、彼女どころか友達も居ない、ツイッター絡みでしか交流のない僕なんか、君らの大先輩弱者男性だけど、「女性を泣かせてドヤる」はせんよ。当たり前。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
まあ彼らの定義する「弱者男性」と言うものじたい、基本の定義すら定かでなく、自分に都合よく「自分は不幸な被害者で、悪いのは全て女!」と言い張るための口実でしかないけど、そこにある「不満」の根元って、「本来なら“マジョリティー男性”として得るべき特権の不足」→https://t.co/1nKk2dR9Dw
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
←にあるワケで。シンプルに言えば、「俺は本来得るべき『金! 女! 地位!』が得られてない、弱者男性だ!」て「不満」だけど、僕が彼ら自称弱者男性のインセルと違うのは「その俺の不遇、不公平感は女のせいだ」と言わないところだよ。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
何故ならそれは間違いだから。https://t.co/931eGXjA3H
「自分たちが本来得られる筈のもの(という妄想)が得られていないのは、全て女のせいだ!」
ということになってるのでしょうかね、彼らの頭の中では。
そりゃ世間一般とは相容れないし、現実と乖離してしまうのはいたし方なし。
へぼやまさんが、ご自身を弱者男性と認識していてもそういった言動を取らないのは「間違いだから」ときっぱり断言しているのが、とても印象的です。
「弱者男性」と言う言葉がふわふわしてるのは、例えば「収入や貯金が低く社会的弱者となる男性」なら、それは「貧困、格差、福祉の問題」だし、「女性と交流もなく、高齢独身、非婚化、少子化に繋がってる男性」なら、「非モテの問題」なんだけど、そこにはフォーカスさせたくないからなんだよね。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
弱者男性を自称するインセルが、自らを「貧困男性」とも「非モテ男性」とも定義せず「弱者男性」と定義するのは、前者二つ(だけ)では、「自分の不遇は女のせいだ」と出来ないから。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
とにかく結論として「俺が辛いのは全て女が悪い」としたいために理屈をこね定義を作る。https://t.co/TL090KzxUO
「貧困男性」と自己定義すると、じゃあ収入増加に繋げるどういう行動があるか、とか、格差や貧困化を進める政治的社会的問題は何か、に焦点があたる。「非モテ男性」ならそれこそ「何故モテないか、どうすればモテるか」になる。けど、「そんな話はしたくない」んだよ彼らは。https://t.co/2fDfvLkCOh
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
なんだか目的のために原因を作っている、みたいな感じですね。
実際に分けて考えれば、それぞれの解決策や打つ手はあるかも知れないのに、それをせず誰かのせいにした方が楽だし、そうやって因縁つけて構って貰うのも気持ちがいいんでしょうね…。
徹底して、「俺が辛いのは全て女が悪い」と言う話「しか」したくない。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
極端な話、そういう辛い現状を変えたい、そこから脱したいと言う意識すらない。
何故なら多かれ少なかれ、貧困や非モテから「脱する」のには(全てではないが)自分の中の何かを改める必要がある。https://t.co/ZRy7BMPvGm
建設的なことができない、だからこそずっとその位置に留まって腐った煮凝りみたいになっていくしかないんじゃないでしょうか。
変化は望んでいないけど、気持ち悪がられるのでもいいから構って欲しいのかなぁ……
なんというか、不健全で寂しい人生だなと。
貧困にしろ非モテにしろ、別に「全てが自己責任!」ではないし、環境や向き不向き、時代等諸々ある。ただそれらを個人が自分の問題として受け止めるには、「自分の中にある問題」を何らかの形で直視しなきゃならなくなる。少なくとも、「女のせい」では済ませられない。https://t.co/496oOiMXT8
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
例えば「貧困、非モテ、高齢独身男性」である僕が婚活アプリとかで出会いを探すとなると、まず真っ先に「年収の壁」があって、「金がないから相手の条件に合わないし、金がないから婚活に金を費やせない」となるでしょ。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
で、その構造は何故か、の話になる。https://t.co/fc4sTOlfzK
この辺りから、現実的な話になってきます。
自称弱者男性が恵まれないのは、男性的な社会構造による部分が大きいんですよね。
そしてそれは、女性にも不利益を与えているのですが。
「まとも」に考えればそれは男性社会が作り出した構造の問題で、「男は金を稼がねばならないと言う男性性規範」と、それを維持する為の女性蔑視と差別構造になる。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
けど、「その考えに至っても、自分が貧困で非モテである現状には何の変化もない」のも事実。https://t.co/uHghBmtTmP
このことに限らず、「その問題の社会的構造」への理解それ自体は、「自分自身がその問題、境遇から脱すること」とは直接的には関係ない。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
「男性の貧困とそれに伴う非モテ、非婚化の構造」を理解することと、自分が稼ぐ、モテること、は別問題だから。https://t.co/rl6lqImgDW
「構造的問題を正しく理解する」
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
「それを元に、さらに自分自身の中にある問題を理解する」
「社会的構造の問題と自分の中にある問題とを踏まえた上で、自分がどうするか、どう行動しどう生きるかを選択する」
「女がすべて悪い」を結論にすると、この全部「やらなくて良い」https://t.co/trFwjNhEvz
つまり、「難しい事を考えずに、全部女性に被せて逃げている」のが自称弱者男性の本質なのでしょうか?
これは流石に私から見ても…甘ったれてますね。
「モテない、女性とと付き合えなくて辛い」と口では言うけど、「弱者男性を自称するインセル」は、実際のところ本当にそれが辛いとも、そこから脱したいとも思ってない。
— へぼやま (@heboya) 2022年3月7日
それが「スペースで集団で女性を詰り泣かせて得意顔」に現れてる。
女性と仲良くなりたいんじゃなく、「女性を攻撃したい」。
なんだただのミソジニーか、で終わってしまう話で…
突き詰めていくと、自称弱者男性は滅せよということになってしまうのではないかと、気が遠くなる思いになりました。
自称弱者男性も、自称フェミと同じように必要のない、排除すべき存在なんだなぁという印象を受けました。
まぁ、でもフェミはそれを飯の種にして稼げるけど、弱者男性を芸名のようにして騒いでいる人は、それで食っていけそうではないところが分かれ目でしょうかね。
こちらから見ればどっちも気持ち悪くておぞましいものには変わりないんですが、気持ち悪さの方向性が違う。
見ないようにするしかないですね。
見えなければ存在しないも同然だから。
「弱者男性は差別されている。だから社会は弱者男性に対して女をあてがうべきだ」
— まいと(ポンデライオン) (@sakumai000) 2022年3月7日
「それはあなたのワガママじゃないの?」
「弱者男性を差別シタァァァァ!!!!!!」
「トランスは差別されている、社会は~」
「それはワガママ」
「トランス差別ゥゥゥ!!」
・・・なんで日本語が通じないんだ?
はぁ、なんだろうね、こういうの。
この手の男性の方が感情でものを言っているのに、女性の方が感情的だのなんだの言うのも、おかしすぎる。
結局日本の男性は(全員ではないけれど)幼児から大人になれない人が多い(というか悪目立ちしている)のだろうか?
1億回くらい言うけど、弱者男性問題は男性間ヒエラルキーの問題として話すべきであって、女性と対比させて「女性より弱者男性の方が生きづらい」という合理的根拠のない主張をするべきではない。
— 鳥 (@tri0142) 2022年3月8日
弱者男性の原因は強者男性ないし、男性が作った性役割価値観や「有害な男らしさ」。女性はほぼ無関係
結局はこれなんだけど、意気地がないから立場の強い男性には訴えられない、結局自分が勝てそうな自分より弱い女性を標的にしてるだけなんですよね。
女は関係ないんだから、男同士で仲良くしたら?
って思っちゃうのでした。